中国石油天然ガス集団(CNPC)は15日、山西省泌水県小嶺村で中国初の炭層ガスパイプラインである西気東輸山西炭層ガスパイプラインに着工したと発表した。山西省泌水地区の豊かな炭層ガスを西気東輸パイプラインに送り、西部地区の天然ガスと混合して華東地区に輸送することになる。 西気東輸山西炭層ガスパイプラインは全長35km、泌水県端氏鎮金峰村を起点に、西気東輸泌水加圧ステーションまで。11月末には本体工事が完工する予定。 炭層ガスは天然ガスと化学構成が同じであり、天然ガスと混合して使用することが可能。炭層ガスを天然ガス基幹パイプライン網に導入することについても、今回のパイプラインプロジェクトが中国で初めてのケースになる。同プロジェクトにより、山西省の炭層ガスの開発と利用が進み、炭鉱事故頻発の状況も改まるとともに、泌水盆地の炭層ガス開発が加速され、現地の経済成長が促進されるだろう。また、炭層ガスが西気東輸パイプラインに直接入ることで、下流の天然ガス逼迫を緩和することが期待される。 (上海証券報 6月16日)
中国石油天然ガス集団(CNPC)は15日、山西省泌水県小嶺村で中国初の炭層ガスパイプラインである西気東輸山西炭層ガスパイプラインに着工したと発表した。山西省泌水地区の豊かな炭層ガスを西気東輸パイプラインに送り、西部地区の天然ガスと混合して華東地区に輸送することになる。
西気東輸山西炭層ガスパイプラインは全長35km、泌水県端氏鎮金峰村を起点に、西気東輸泌水加圧ステーションまで。11月末には本体工事が完工する予定。
炭層ガスは天然ガスと化学構成が同じであり、天然ガスと混合して使用することが可能。炭層ガスを天然ガス基幹パイプライン網に導入することについても、今回のパイプラインプロジェクトが中国で初めてのケースになる。同プロジェクトにより、山西省の炭層ガスの開発と利用が進み、炭鉱事故頻発の状況も改まるとともに、泌水盆地の炭層ガス開発が加速され、現地の経済成長が促進されるだろう。また、炭層ガスが西気東輸パイプラインに直接入ることで、下流の天然ガス逼迫を緩和することが期待される。
(上海証券報 6月16日)