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【石油・天然ガス】

インドネシアが中国・韓国・マレー向け天然ガス価格引き上げを検討 (08/06/27)
2008/6/27
中国【石油・天然ガス】

 インドネシア上流石油ガス管理機構(BP-MIGAS)のKardaya Warnika長官は25日、インドネシアは中国、韓国、マレーシアとの契約天然ガス価格を引き上げるよう検討していると述べた。

 Kardaya Warnika長官によると、3国の買い手側もインドネシアの天然ガス価格引き上げに理解を示しているとのこと。買い手側との天然ガス価格はすでにインドネシア国内の価格よりも低くなっており、輸出価格は国内市場価格よりも高くすべきであるとKardaya Warnika長官は言う。

 インドネシアは中国と、2009年から25年間、福建LNGターミナル向けに年間260万トンのLNGを販売するとの契約を結んでいる。また、インドネシアは韓国のK-Power並びにPOSCOの間でもLNG売買契約を結んでおり、韓国企業はインドネシアから年間80万トンのLNGを20年間購入することになっている。

 中国と韓国が購入する天然ガスは、BPを主とするタングーLNGプロジェクトのコンソーシアムがパプア州に建設するタングー天然ガス液化施設から供給される。

 また、インドネシアは1995年にマレーシアと20年間の契約を結んでいる。同契約によると、インドネシアはナツナ海の海上ガス田からマレーシアに天然ガスを供給することになっている。

 (中国石化新聞網 6月27日)