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中国
【新エネルギー】

吉林、遼寧のエタノールガソリン累計販売量が1,000万トン突破 4年間で28万トンのCO2削減 (2007/08/28)
2007/11/22
中国【新エネルギー】

吉林、遼寧両省でエタノールガソリンの普及が始まってから4年、エタノールガソリンの総販売量は1,000万トンに達し、自動車排気ガスからの一酸化炭素、炭化水素化合物及びCO2の排出が28万トン減少した。

吉林、遼寧で使用されているのはエタノール燃料とガソリンを1対10の割合で混合したエタノールガソリン。燃焼効果に優れ、自動車排気ガスの一酸化炭素を30.8%、炭化水素化合物を13.4%、二酸化炭素を3.9%削減する。年間100万トンのガソリンを燃料エタノールの転換することにより、ガソリン100万トンの生産に要する原油330万トンを節約して、石油輸入の圧力を一定程度緩和することが出来る。

吉林、遼寧両省にエタノール燃料を供給しているのは吉林燃料エタノール有限公司。同公司は中国初のエタノール燃料生産拠点である。この2年、2回にわたる拡張を経て、30万トンだったエタノール燃料の生産能力を40万トンからさらに50万トンに引き上げた。目下、同公司は甘コーリャンやトウモロコシの茎など、エタノールの原料の多元化を模索している。

(中国石油新聞中心 8月28日)