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【石油・天然ガス】

中緬天然ガスパイプライン建設にミャンマーも合意 今年下半期着工 昆明に年間65億ft3 (08/07/07)
2008/7/8
中国【石油・天然ガス】

ミャンマー政府が同国から雲南省昆明へのパイプラインによる天然ガス輸送に同意し、同プロジェクトが正式に実施に移されることになった。中国とミャンマーの合意によると、昆明に年間65億ft3の天然ガスが向こう30年間供給されることになる。

 雲南省石油製品流通協会の発表によると、中国石油天然ガス集団(CNPC)とミャンマー政府は、ミャンマー海上A1、A3ガス田天然ガスの売買輸送に関するMOU(了解覚書)など一連の契約及び付属文書に調印しており、中緬国際天然ガスパイプラインプロジェクトは今年下半期から実施段階に入る。

 中緬パイプラインの建設は、2004年に雲南大学のエネルギー専門家である呉磊氏等が提唱して以来、雲南省にとって待望久しいものであったが、これまで多くの壁に突き当たってきた。

 中緬天然ガスパイプラインは、以前設計された中緬原油パイプラインと同じルートをたどる可能性が高い。総延長1,000km以上、ミャンマー第2の都市であるマンダレーを経て、瑞麗から中国に入り、昆明に到るルートである。

 CNPC筋によると、ミャンマー、中国、韓国、インドの関係会社6社が共同で陸上天然ガスパイプラインのFS(事業化可能性調査)を展開することで合意したとのこと。6社はCNPC石油規画総院にFS関連業務を委託する。

 (昆明日報 7月7日)