中国石油化工股フェン有限公司(Sinopec Corp.)が18日発表した今年上半期の業績は、石油製品価格と原油価格の逆ザヤに対してSINOPEC系上場企業が大きな代価を払っていることを浮き彫りにしている。 Sinopec Corp.財務部の初歩的な試算によると、同公司の2008年上半期の純益は前年同期比50%以上の減少になると見られる。同公司の昨年上半期の純益は349.25億元であったが、今年に入ってから、国際原油価格の高騰と国内石油製品価格統制によって石油製品と原油の逆ザヤが拡大、同公司は国内市場への石油製品供給を優先しているため、製油部門の赤字が深刻化し、そのことが上半期の公司全体の業績悪化を招いたと見られる。 実際、Sinopec Corp.の上半期の大幅な業績低下は、今年第1四半期の財務データからもその一端が伺える。第1四半期の純益はわずか67.01億元であった。 (上海証券報 7月18日)
中国石油化工股フェン有限公司(Sinopec Corp.)が18日発表した今年上半期の業績は、石油製品価格と原油価格の逆ザヤに対してSINOPEC系上場企業が大きな代価を払っていることを浮き彫りにしている。
Sinopec Corp.財務部の初歩的な試算によると、同公司の2008年上半期の純益は前年同期比50%以上の減少になると見られる。同公司の昨年上半期の純益は349.25億元であったが、今年に入ってから、国際原油価格の高騰と国内石油製品価格統制によって石油製品と原油の逆ザヤが拡大、同公司は国内市場への石油製品供給を優先しているため、製油部門の赤字が深刻化し、そのことが上半期の公司全体の業績悪化を招いたと見られる。
実際、Sinopec Corp.の上半期の大幅な業績低下は、今年第1四半期の財務データからもその一端が伺える。第1四半期の純益はわずか67.01億元であった。
(上海証券報 7月18日)