原油高とコストの大幅上昇の中で、中国海洋石油総公司(CNOOC)の今年上半期の経営業績は、高効率の急成長を持続し、連結利益総額は前年同期比47.2％増の413.7億元、連結純利益は同35.2％増の189.5億元に達した。

　また、CNOOCの資産総額は前年同期比10.8％増の3,837.9億元、純資産は同8.8％増の2,036.1億元になった。上半期の石油・天然ガス生産量は2,070.2万toe（石油換算トン）で、前年同期に比べ2.4％増えた。

　今年上半期は石油価格の持続的上昇が上流の産業に大きな収入をもたらす一方で、下流産業はコスト急増による大きな圧力にさらされた。上半期のCNOOCの連結売上高は前年同期比48％増の1,063.3億元に達したが、一方、連結営業コストは52.9％増加した。

　年初はサブプライム危機が世界の株式市場を揺るがしたが、CNOOC株は相対的に安定を示した。今年上半期末のCNOOC系上場公司4社の時価総額は昨年末に比べ9.5％下がった。また、ダウジョーンズ指数は13％下がり、香港ハンセン指数は19.8％、上海証券取引所総合指数は48.1％下がった。

　（中国海洋石油総公司ウェブサイト 7月22日）