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【石油・天然ガス】

インドネシアがタングー事業からのLNG輸出価格引き上げを検討 (08/07/24)
2008/7/24
中国【石油・天然ガス】

 インドネシア上流石油ガス管理機構(BP-MIGAS)の operational deputyに新たに就任したEddy Purwanto氏は、インドネシアが先頃、タングー事業のLNG輸出価格を6$/MMBTU以上に引き上げるとの希望を表明したと述べた。

 Eddy Purwantoによると、インドネシア政府は、現在の契約に基づき、買い手に対する違約金の支払いを回避するため、今年末までに値上げ交渉を終えるよう希望している。

 また、Eddy Purwanto長官は中国とのLNG売買価格について、「我々は、中国の福建がタングープロジェクトのLNGを6$/MMBTU以上の価格で購入すると見込んでいる。他の買い手も同じ価格でタングー事業からのLNGを購入することに同意するだろう」と述べた。なお、上述の発表を行なう1週間前にBP-MIGASは、もし買い手との間でタングー事業のLNG輸出価格引き上げに関して合意が成立しない場合、インドネシアが同事業から中国、韓国へのLNG輸送を遅らせる可能性にも言及していた。

 タングー事業はインドネシア東部のパプア州Bintuni湾にあり、LNG生産ラインを2本備え、LNG年産量は少なくとも760万トンになる。同事業はBPがオペレーターとして、37.16%の株式を有している。タングー事業では、今年末頃にLNG生産を開始し、来年第1四半期からLNG輸出を開始する予定。

 (中国石化新聞網 7月24日)