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【エネルギー全般・政治経済】

露副首相とCNPCが中露石油・天然ガスパイプライン敷設を最終確認…露メディアの報道 (08/07/29)
2008/7/30
中国【エネルギー全般・政治経済】

 ロシアの28日付新聞報道によると、ロシアのセーチン副首相と中国石油天然ガス集団(CNPC)の幹部は26日、タイシェット−ナホトカ石油パイプライン(東シベリア−太平洋パイプライン)問題について会談し、同石油パイプラインから中国への支線を建設することを最終的に確認した。また、アルタイ天然ガスパイプラインを中国に敷設することでも意見の一致を見た。同プロジェクトを担当する両国の企業の幹部は、技術問題や資金問題はすべて解決したとしている。

 昨年6月、中露両国はタイシェット−ナホトカ石油パイプラインから中国の大慶に到るブランチパイプラインを建設することで合意に達していたが、その後紆余曲折を経ていた。

 今年7月25日から27日にかけてセーチン副首相が訪中し、中国の指導者とパイプライン問題について協議していたが、詳細は未だ明らかにされていない。

 ロシアの新聞報道によると、シベリア−太平洋石油パイプラインはロシアにとっても意義が大きく、このエネルギー基幹ルートは前途有望で成長の最も速い東南アジアの市場にロシアが進出することを保証するとともに、ロシアのエネルギー輸出の多元化を促進し、欧州市場に対するロシアの依存を引き下げるとしている。

 (環球時報 7月29日)