中国海関総署が11日発表した貿易統計によると、今年7月の中国の石炭輸出量は478万トン、前年同月比16.9％減少し、前月比では221万トン減少した。

　1〜7月の石炭輸出量は3,028万トン、前年同期比4.9％増となり、輸出額は前年同期の17億ドルから81.3％増の30.8億ドルに上昇した。石炭平均輸出価格は、前年同期の58.93$/tから101.9$/tに上昇した。

　一方、1〜7月の石炭輸入量は2,494万トン、前年同期比19.4％の減少となった。平均輸入価格は70$/tで、前年同期にべ51.9％上昇した。国際石炭価格の高騰が中国の輸入需要を抑制したと見られる。

　また、7月のコークス及び半成コークス輸出量は83万トンで、前年同月の98万トンに比べ15.3％減少し、前月比では67万トン減少した。

　1〜7月のコークス及び半成コークス輸出量は前年同期比8.3％減の827万トンとなった。しかし、コークス平均輸出価格は前年同期の170.5$/tから432.4$/tに上昇し、コークス輸出額は、前年同期の15.4億ドルから132.5％増の43億ドルとなった。

　（中国証券網 8月12日）