国家発展改革委員会は先頃、新たに再生可能エネルギー発電事業の売電価格を発表した。

　発表によると、黒龍江省鞍山、遼寧省阜新第1期及び河北省満井第3期等の風力発電事業の売電価格水準は0.61元/kWh、内蒙古オルドス伊通集団の205万kW太陽光発電所及び上海崇明前衛村太陽光発電所の税込み売電価格は4元/kWhになる。

　中国の風力発電所の建設費と運転コストは徐々に低下しつつある。初期投資額は、1994年の12,000元/kWhから今では約10,000元/kWhに下がっている。また、風力発電の運転コストも0.5〜0.6元/kWh前後に下がった。

　専門家の予測によると、風力発電機製造技術の成熟や単基容量の拡大に伴って、今後とも風力発電の単位当たり発電コストの低下が続き、2020年頃には中国の風力発電のコストは石炭火力発電並みに下がる。

　（毎日経済新聞 8月15日）