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中国
【石炭】

新疆の炭鉱企業総数が377社に減少 資源採収率60%に向上 (08/08/24)
2008/8/25
中国【石炭】

 新疆ウイグル自治区の炭鉱企業総数は377社に減少し、一方、石炭資源採収率は、30%であったのが、60%以上に向上していることが分かった。

 新疆の石炭予想埋蔵量は中国最大で、全国の総予想埋蔵量の35.7%を占めるが、長年にわたり、小企業の乱立、時代遅れの技術、低い採収率や不法炭鉱による乱開発など、深刻な資源浪費がもたらされ、石炭産業の健全な発展が阻害されていた。

 そのため、2002年より石炭資源の統廃合が進められ、年産9万トン以下の炭鉱は全て淘汰され、大型企業グループによる合併や再編が進められた。2007年には石炭企業の参入基準が引き上げられ、30万トン以下の炭鉱の新規建設が禁止された。

 こうした統廃合は優れた成果を上げるとともに、ここ数年、徐鉱、新●、神華など大型企業グループは新疆で炭鉱開発や石炭火力発電、石炭化学工業基地の建設を進めた。石炭資源の統廃合後、自治区全体の石炭生産量は大幅に増加し、2007年には5,000万トンを突破した。今年は5,600〜6,000万トンになる見込みであり、新疆自治区の新型工業化へ向けた発展のため、十分なエネルギーを提供することになる。

 (中国煤炭新聞網 8月24日)

 ●…サンズイに文