ESPOパイプライン(東シベリア−太平洋石油パイプライン)の建設に当たっているトランスネフチは、工期に新たな遅延が発生することを憂慮している。 トランスネフチによると、今回の工期遅延は、ルートの変更と設備請負企業の納期未履行が原因。トランスネフチのバルコフ副社長は、吸水機設備のメーカーであるスイスのSulzer社と同社製品のロシアの供給企業であるSOTに賠償を請求したことを明らかにした。 バルコフ副社長によると、トランスネフチがSOTと契約したのはSulzerの吸水機設備41台。金額にして74億ルーブルの契約になるが、納期は12〜28日遅れた。また、製品の品質にも問題があり、密閉性能が劣るため、ESPOパイプライン施設の試運転が31〜61日の遅れを来たしたとのこと。 ロシアのプーチン首相は先週、ESPOパイプライン建設の遅延を許さないと厳命したばかりである。当初、今年末を予定していたESPOパイプラインの稼働開始は、すでに2009年第4四半期に延期されている。 (中国油気管道網 9月3日)
ESPOパイプライン(東シベリア−太平洋石油パイプライン)の建設に当たっているトランスネフチは、工期に新たな遅延が発生することを憂慮している。
トランスネフチによると、今回の工期遅延は、ルートの変更と設備請負企業の納期未履行が原因。トランスネフチのバルコフ副社長は、吸水機設備のメーカーであるスイスのSulzer社と同社製品のロシアの供給企業であるSOTに賠償を請求したことを明らかにした。
バルコフ副社長によると、トランスネフチがSOTと契約したのはSulzerの吸水機設備41台。金額にして74億ルーブルの契約になるが、納期は12〜28日遅れた。また、製品の品質にも問題があり、密閉性能が劣るため、ESPOパイプライン施設の試運転が31〜61日の遅れを来たしたとのこと。
ロシアのプーチン首相は先週、ESPOパイプライン建設の遅延を許さないと厳命したばかりである。当初、今年末を予定していたESPOパイプラインの稼働開始は、すでに2009年第4四半期に延期されている。
(中国油気管道網 9月3日)