中国石油天然ガス集団(CNPC)内部筋によると、リストラを進めている同社は、すでにサービスステーションから大鉈を振るい始めた。リストラは華北公司所轄の天津や河北で先行されている。さらに、北京でも10月末に1万人近くが削減される。 一方、上海分公司のリストラは未だスタートしておらず、年明けになる見通し。CNPCの後背地である東北のリストラは最後に回されるだろう。CNPCは最近会議を召集して、セルフ給油ステーションの建設に取り組むよう各地に指示した。 また、同筋によると、販売公司の機構簡素化も進められる。地区公司は撤廃され、省公司のもとにブロックを設ける(1ブロックに8から15のサービスステーション)。省公司の定員は50人以下とされる。 CNPCのリストラについて、上述の内部筋は、7月25日の会議で決定されたと指摘する。CNPC総経理(社長)蒋潔敏は、7月20日に非生産部門の支出や接待費、出張費、事務費を10%以上抑えるとし、25日には、今後3年以内に人員を5%削減すると表明していた。 冗員が過大であり、運営効率が低いことはCNPCの積年の弊害であった。例えば、CNPCが経営権を有する北京の某販売公司は石油タンク1基とサービスステーション13軒の管理に80人余りの人員を抱え、1人当たりの年棒は5万元以上に上る。 探鉱開発、製油化学、販売などCNPC傘下企業の従業員は2007年末で約170万人。また、2007年のCNPCの経営支出は前年比29.4%増え、うち人件費は22.5%増えた。CNPCは支出増の理由として、業績と物価水準の上昇、生産規模の拡大、小売ネットワークの拡張やそれに伴う人件費の増加を挙げている。 CNPCはこの数年間、削減を進めてきたものの、人員の規模は依然極めて大きい。CNPCはかつて人員を急減させたこともあったが、その後直ちに反発する状況が生じた。このため、CNPCは今回のリストラでは、定年間近の老幹部に人員削減を負わせるといった措置を講じて、徹底を図っている。 (東方早報 9月4日)
中国石油天然ガス集団(CNPC)内部筋によると、リストラを進めている同社は、すでにサービスステーションから大鉈を振るい始めた。リストラは華北公司所轄の天津や河北で先行されている。さらに、北京でも10月末に1万人近くが削減される。
一方、上海分公司のリストラは未だスタートしておらず、年明けになる見通し。CNPCの後背地である東北のリストラは最後に回されるだろう。CNPCは最近会議を召集して、セルフ給油ステーションの建設に取り組むよう各地に指示した。
また、同筋によると、販売公司の機構簡素化も進められる。地区公司は撤廃され、省公司のもとにブロックを設ける(1ブロックに8から15のサービスステーション)。省公司の定員は50人以下とされる。
CNPCのリストラについて、上述の内部筋は、7月25日の会議で決定されたと指摘する。CNPC総経理(社長)蒋潔敏は、7月20日に非生産部門の支出や接待費、出張費、事務費を10%以上抑えるとし、25日には、今後3年以内に人員を5%削減すると表明していた。
冗員が過大であり、運営効率が低いことはCNPCの積年の弊害であった。例えば、CNPCが経営権を有する北京の某販売公司は石油タンク1基とサービスステーション13軒の管理に80人余りの人員を抱え、1人当たりの年棒は5万元以上に上る。
探鉱開発、製油化学、販売などCNPC傘下企業の従業員は2007年末で約170万人。また、2007年のCNPCの経営支出は前年比29.4%増え、うち人件費は22.5%増えた。CNPCは支出増の理由として、業績と物価水準の上昇、生産規模の拡大、小売ネットワークの拡張やそれに伴う人件費の増加を挙げている。
CNPCはこの数年間、削減を進めてきたものの、人員の規模は依然極めて大きい。CNPCはかつて人員を急減させたこともあったが、その後直ちに反発する状況が生じた。このため、CNPCは今回のリストラでは、定年間近の老幹部に人員削減を負わせるといった措置を講じて、徹底を図っている。
(東方早報 9月4日)