インドネシアのユスフ・カッラ副大統領は5日、タングーガス田の天然ガス売買契約について中国と改めて協議すると表明した。 同契約については、インドネシアと中国の合意が早くに成立していたが、インドネシアは中国への天然ガス販売価格について中国と改めて商議決定することを希望しており、ユスフ・カッラ副大統領は、双方にとって有益な最良の解決案を見出すよう努力したいとした。 また、同副大統領は、タングー天然ガス協議をめぐって、相互に威嚇するような状況は存在しないとし、中国のエネルギー需要は巨大であり、中国、インドネシアともに双方を必要としていると述べた。副大統領は、すでに調印した契約を変更することは容易ではないとしながらも、中国政府はインドネシアの置かれている状況を理解できるはずであるとした。 なお、インドネシア政府筋は先週、中国への天然ガス販売価格を10$/MMBTUにしたいとの希望を明らかにしていた。一方、2002年に調印された契約によると、石油価格の上昇如何に関わらず、インドネシアから中国への天然ガスは2.40$/MMBTUの固定価格とされている。 (世華財訊 9月8日)
インドネシアのユスフ・カッラ副大統領は5日、タングーガス田の天然ガス売買契約について中国と改めて協議すると表明した。
同契約については、インドネシアと中国の合意が早くに成立していたが、インドネシアは中国への天然ガス販売価格について中国と改めて商議決定することを希望しており、ユスフ・カッラ副大統領は、双方にとって有益な最良の解決案を見出すよう努力したいとした。
また、同副大統領は、タングー天然ガス協議をめぐって、相互に威嚇するような状況は存在しないとし、中国のエネルギー需要は巨大であり、中国、インドネシアともに双方を必要としていると述べた。副大統領は、すでに調印した契約を変更することは容易ではないとしながらも、中国政府はインドネシアの置かれている状況を理解できるはずであるとした。
なお、インドネシア政府筋は先週、中国への天然ガス販売価格を10$/MMBTUにしたいとの希望を明らかにしていた。一方、2002年に調印された契約によると、石油価格の上昇如何に関わらず、インドネシアから中国への天然ガスは2.40$/MMBTUの固定価格とされている。
(世華財訊 9月8日)