ロシアの「RBK Daily」紙9月9日付報道によると、ロシア天然ガス会社ガスプロム傘下の石油企業ガスプロムネフチは10月から、カザフスタン経由、パイプラインによる対中石油輸送を再開する。同社は、プレス発表において、同問題めぐるカザフスタン政府との協議がすでに終盤に入っていることを明らかにした。ガスプロムネフチは今年第4四半期には中国へ毎月10万トンの石油を送るよう計画している。 なお、ガスプロムネフチは今年第1四半期にカザフスタンのアタスから中国のアラシャンコウを結ぶ石油パイプラインによって15万トンの石油を中国に輸出したが、カザフスタンとの間で紛糾が生じたため、今年2月から送油を停止していた。その後、ガスプロムネフチは同パイプライン経由での対中石油輸送を申請したが、ロシア産業エネルギー省から却下されていた。却下の理由は、カズムナイガス傘下の石油輸送会社カズトランスガスが同意しなかったためと伝えられている。 その後、ロシアとカザフスタンが2008年度の相互石油輸送に関する了解覚書に調印したため、カザフスタン経由の対中石油輸出の可能性が改めて浮上した形。 (中国油気管道網 9月11日)
ロシアの「RBK Daily」紙9月9日付報道によると、ロシア天然ガス会社ガスプロム傘下の石油企業ガスプロムネフチは10月から、カザフスタン経由、パイプラインによる対中石油輸送を再開する。同社は、プレス発表において、同問題めぐるカザフスタン政府との協議がすでに終盤に入っていることを明らかにした。ガスプロムネフチは今年第4四半期には中国へ毎月10万トンの石油を送るよう計画している。
なお、ガスプロムネフチは今年第1四半期にカザフスタンのアタスから中国のアラシャンコウを結ぶ石油パイプラインによって15万トンの石油を中国に輸出したが、カザフスタンとの間で紛糾が生じたため、今年2月から送油を停止していた。その後、ガスプロムネフチは同パイプライン経由での対中石油輸送を申請したが、ロシア産業エネルギー省から却下されていた。却下の理由は、カズムナイガス傘下の石油輸送会社カズトランスガスが同意しなかったためと伝えられている。
その後、ロシアとカザフスタンが2008年度の相互石油輸送に関する了解覚書に調印したため、カザフスタン経由の対中石油輸出の可能性が改めて浮上した形。
(中国油気管道網 9月11日)