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中国
【エネルギー全般・政治経済】

今年上半期の中国の対外直接投資のうち採鉱業が6割に (07/09/06)
2007/11/22
中国【エネルギー全般・政治経済】

今年上半期の金融を除く中国の対外直接投資は、前年同期比21.1%増の78億ドルに達した。

 商務部スポークスマン王新培によると、これら対外直接投資のうち買収の形での直接投資が29億ドルに上り、対外投資の37.2%を占めた。

 地域別では、北米が31.8%、アジアが29.3%、次いで中南米、欧州の順になる。因みに、昨年の中国の地域別対外投資は、アジア、中南米、欧州、アフリカ、北米の順であった。

 業種別では、採鉱業が直接対外投資の61.9%を占めた。次いでIT技術サービスとソフトが15%、製造業が7.3%である。

 中国のアフリカに対する投資はその他の地域に比べ相対的に遅れを取っているが、商務部副部長・魏建国は先日、中国とアフリカの経済貿易協力はすでに全方位的で多次元で幅広い発展段階に進んでいると表明した。魏建国によると、2006年末の時点で中国のアフリカに対する投資は累計117億ドルに達した。2007年上半期の中国企業の対アフリカ直接投資は4.8億ドル、アフリカにおける労務請負の新規契約額は112.7億ドルに達した。

 しかし、中国企業の対アフリカ協力にも一定の矛盾と問題があると、魏建国は指摘する。中国とアフリカの新しい形の戦略的パートナーシップに対する認識は不十分であり、政府の管理と指導には改善すべきところがある。企業の多国間経営の能力も向上が必要であり、宣伝や文化交流は相対的に遅れている。また、セキュリティの問題も日増しに顕著となっている。

 (中国鉱業網 9月6日)