中国社会科学院が最近発表した研究報告によると、エネルギー消費の中で工業用の占める比率は70％に上っている。中国は目下工業化の中期段階にあるが、地区ごとの発展は不均衡であり、31の省・自治区・直轄市のうち2005年時点で工業化後期段階にまで発展していたのはわずか2直轄市、中期段階にあったのは10省で、残りの13の省は工業化の初期段階に過ぎず、地区によっては前工業化段階に止まっているところもある。つまり、24の省・自治区・直轄市が工業化の中期、初期段階または工業化以前の段階にある。

　加えて、都市化の拡大や生活水準の向上によって、中国のエネルギー需要の高成長期は今後相当長期にわたって続くと予想される。

　（中国化工信息網 10月7日）