10月28日に中露両国は石油分野における協力拡大で合意文書に調印したが、電力分野においても協力を深めることになる。

　28日の第13回中露首相定期会談共同声明は、エネルギー協力は中露戦略協力パートナーシップの重要な構成要素であると位置づけ、互恵の原則に基づき、エネルギー分野における協力を深めるよう謳っている。

　中露両国は、中露送電第1段階プロジェクトやロシアから中国への国境貿易による売電も含め、電力分野における協力を強化する。また、田湾原子力発電所第2期プロジェクトを引き続き進めるとともに、高速炉技術、ウラン濃縮施設の建設、ウラン鉱の探査、原子力発電所及び高速炉燃料や使用済み燃料の処理、核廃棄物のリサイクル等の分野においても協力を展開することになる。

　（中国新聞網 10月29日）