深セン市政府常務会議は21日、深セン市都市ガス向け天然ガス小売価格を決定した。 家庭用ガスは累進式料金を適用し、一定の使用量の範囲内(毎年5〜10月は1世帯当たり毎月の使用量35m3以内、毎年11〜翌年4月は同45m3以内)であれば、現行の3.50元/m3に据え置きになる。 深セン市の現行の天然ガス小売価格は2007年からの試行料金。家庭用、学校用、学生宿舎用は3.50元/m3、公共サービス用(機関・事業単位及び企業の職員食堂)は3.70元/m3、商業用は3.95元/m3。工業用は価格連動制が適用され、需給双方の売買価格を基準として、上限は5%の幅で、下限は無制限に連動し、協議の上で確定される。 深セン市の都市ガスは天然ガスへの転換が基本的に完了し、天然ガスユーザーは78.41万戸に上る。天然ガス試行料金の期限が間もなく満了するとともに、スポット天然ガスの購入量の増加や購入価格の上昇などを背景に天然ガス正式小売価格の引き上げが求められていた。市政府関係部局は今年10月、ガス料金に関する公聴会を開いて意見を聴取した上で、価格案を最終的に確定したのである。 今回の価格調整案では、家庭用、学校用や学生宿舎用のガス料金は据え置きとなり、工業用は基本的に現行の水準が維持されるが(4.80元/m3に)、一部需要家にはさらなる値下げも可能。唯一値上げされるのは商業用で、平均24.8%の値上げになる。今回の調整により、工業用、商業用ガス価格のバランスが取れるようになり、業務用ガスの公平負担の原則が体現される。 関係部局の試算によると、工商業用ガス価格は値上げされるものの、LPGと比べた場合、天然ガスを使用することで費用を約20%節約することが出来る。 (深セン新聞網 11月25日)
深セン市政府常務会議は21日、深セン市都市ガス向け天然ガス小売価格を決定した。
家庭用ガスは累進式料金を適用し、一定の使用量の範囲内(毎年5〜10月は1世帯当たり毎月の使用量35m3以内、毎年11〜翌年4月は同45m3以内)であれば、現行の3.50元/m3に据え置きになる。
深セン市の現行の天然ガス小売価格は2007年からの試行料金。家庭用、学校用、学生宿舎用は3.50元/m3、公共サービス用(機関・事業単位及び企業の職員食堂)は3.70元/m3、商業用は3.95元/m3。工業用は価格連動制が適用され、需給双方の売買価格を基準として、上限は5%の幅で、下限は無制限に連動し、協議の上で確定される。
深セン市の都市ガスは天然ガスへの転換が基本的に完了し、天然ガスユーザーは78.41万戸に上る。天然ガス試行料金の期限が間もなく満了するとともに、スポット天然ガスの購入量の増加や購入価格の上昇などを背景に天然ガス正式小売価格の引き上げが求められていた。市政府関係部局は今年10月、ガス料金に関する公聴会を開いて意見を聴取した上で、価格案を最終的に確定したのである。
今回の価格調整案では、家庭用、学校用や学生宿舎用のガス料金は据え置きとなり、工業用は基本的に現行の水準が維持されるが(4.80元/m3に)、一部需要家にはさらなる値下げも可能。唯一値上げされるのは商業用で、平均24.8%の値上げになる。今回の調整により、工業用、商業用ガス価格のバランスが取れるようになり、業務用ガスの公平負担の原則が体現される。
関係部局の試算によると、工商業用ガス価格は値上げされるものの、LPGと比べた場合、天然ガスを使用することで費用を約20%節約することが出来る。
(深セン新聞網 11月25日)