シェルグループは11月24日、PetroChina International Company Limited(ペトロチャイナの子会社)とShell Eastern LNGが拘束力を有する売買契約(SPA)に調印したと発表した。主な供給源はオーストラリアのGorgon project。契約期間は20年、シェルは毎年200万トンのLNGをペトロチャイナに供給することになる。 注目すべきは、最終的な契約供給量が当初の枠組み合意による供給量の2倍に上ること。昨年9月、双方は枠組み合意文書に調印して、2008年12月までにLNG売買の詳細を詰めるとしていたが、当初の基本合意条項ではシェルからペトロチャイナへの販売量は年間100万トンとされていた。 Gorgonガス田はオーストラリア最大のガス田であり、同国の天然ガス確認埋蔵量並びに潜在埋蔵量の4分の1を占める。Gorgon projectは、シェブロンが50%、シェルとエクソンモービルがそれぞれ25%の株式を占めている。 Gorgon projectについては、中国海洋石油(CNOOC)が2003年10月、シェブロンとの間で、CNOOCが同プロジェクトから25年間で8,000万トンから1億トンのLNGを輸入することで大筋合意に達し、価格は4$/MMBTUと約定された(取引額は総額220億ドル)。さらに、CNOOCがシェブロンからGorgon projectの12.5%の株式を買収することも合意されたが、2005年10月、シェブロンは突如、2010年から東京ガスに年間120万トンのLNGを販売すると発表し、さらにその1ヵ月後、シェブロンが日本の中部電力と73億ドルに上るLNG長期売買契約に調印するに及んで、CNOOCは2006年3月、Gorgon projectをめぐるシェブロンとの交渉は決裂したと発表した。 なお、2008年4月、カタールガス、シェル並びにペトロチャイナは、契約期間25年間に上る拘束力のある売買契約に調印したと発表した。カタールガス第4期プロジェクトからペトロチャイナから年間300万トンが供給されることになる。 (上海証券報 11月25日)
シェルグループは11月24日、PetroChina International Company Limited(ペトロチャイナの子会社)とShell Eastern LNGが拘束力を有する売買契約(SPA)に調印したと発表した。主な供給源はオーストラリアのGorgon project。契約期間は20年、シェルは毎年200万トンのLNGをペトロチャイナに供給することになる。
注目すべきは、最終的な契約供給量が当初の枠組み合意による供給量の2倍に上ること。昨年9月、双方は枠組み合意文書に調印して、2008年12月までにLNG売買の詳細を詰めるとしていたが、当初の基本合意条項ではシェルからペトロチャイナへの販売量は年間100万トンとされていた。
Gorgonガス田はオーストラリア最大のガス田であり、同国の天然ガス確認埋蔵量並びに潜在埋蔵量の4分の1を占める。Gorgon projectは、シェブロンが50%、シェルとエクソンモービルがそれぞれ25%の株式を占めている。
Gorgon projectについては、中国海洋石油(CNOOC)が2003年10月、シェブロンとの間で、CNOOCが同プロジェクトから25年間で8,000万トンから1億トンのLNGを輸入することで大筋合意に達し、価格は4$/MMBTUと約定された(取引額は総額220億ドル)。さらに、CNOOCがシェブロンからGorgon projectの12.5%の株式を買収することも合意されたが、2005年10月、シェブロンは突如、2010年から東京ガスに年間120万トンのLNGを販売すると発表し、さらにその1ヵ月後、シェブロンが日本の中部電力と73億ドルに上るLNG長期売買契約に調印するに及んで、CNOOCは2006年3月、Gorgon projectをめぐるシェブロンとの交渉は決裂したと発表した。
なお、2008年4月、カタールガス、シェル並びにペトロチャイナは、契約期間25年間に上る拘束力のある売買契約に調印したと発表した。カタールガス第4期プロジェクトからペトロチャイナから年間300万トンが供給されることになる。
(上海証券報 11月25日)