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【石油・天然ガス】

韓国がロシアから海底パイプラインによる天然ガス輸入を検討 (08/11/27)
2008/11/27
アジア【石油・天然ガス】

 ノルウェーのUpstream Online通信11月26日ソウル発によると、韓国ガス公社(Kogas)は同日、海底パイプラインによってロシアから天然ガスを輸入するよう検討していることを明らかにした。

 韓国は今年9月、ロシアと900億ドルに上る天然ガス輸入で合意に達している。合意によると、韓国は2015年以降、パイプラインによって東シベリアから年間100億m3の天然ガスを輸入することになる。

 Kogasによると、今月に入ってからKogasとロシアのGazpromは海底パイプライン問題について協議を進めているとのこと。Kogasのスポークスマンはロイターの記者に対し、北朝鮮を経由する陸上パイプライン計画実施が不可能になれば、両社はロシアのウラジオストックから韓国への海底パイプライン敷設を検討することになると述べた。

 しかし、専門家によると、北朝鮮領土を経由するパイプラインであれ、工費の高い海底パイプラインであれ、いずれにしても、この天然ガス輸入事業は複雑なものになる。

 なお、韓国の天然ガス年間消費量(ほとんどがLNG)は370億m3に上っており、冬季の数ヶ月間に消費する天然ガスは年間総消費量の約70%を占めるとのこと。

 韓国は目下、カタールからのLNG輸入契約締結も模索している。

 (中国石化新聞網 11月27日)