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【省エネ・環境】

広州市 2015年までに大型工場200社を移転、閉鎖して汚染問題解決 (08/12/03)
2008/12/5
中国【省エネ・環境】

 広州市環境保護局からの情報によると、広州市は2015年までに大型工場200社の操業停止、閉鎖、移転を段階的に進め、都市内の工場による汚染問題の解決を図る。200社のうち、91社を2009年までに、77社を2012年までに、32社を2015年までに閉鎖、移転させる計画。

 広州市の大気環境は「藍天工程」実施により、3年連続で国家2級基準を上回り、2007年中の優良日の比率は2003年に比べ8.17ポイント高い91.23%に上った。さらに、今年4月以降、大気環境優良率は6ヶ月連続で100%に達している。

 この数年、広州市は脱硫プロジェクトの建設に力を入れ、石炭火力発電の脱硫施設設置目標を基本的に達成した。市の二酸化硫黄排出総量は、2004年に18.5万トンであったのが、2007年には10.5万トンに減少した。

 また、広州市は汚染企業の淘汰も進め、小型火力発電所86.1万kWを閉鎖し、小型セメント工場65社、合計1,000万トン余りの生産能力を閉鎖、解体した。小型鉄鋼企業の閉鎖は36社、100万トンに上る。市の工業煙塵の年間排出量は、2004年の2.39万トンから2007年の1.61万トンに下がり、工業粉塵の排出量は0.76万トンから0.14万トンに下がった。

 なお、広州市はすでに1998年から2005年の間に大型工場147社の閉鎖、操業停止、移転を進めている。

 (新華社 12月3日)