現在計画が進められている渋寧蘭パイプライン(渋北−西寧−蘭州)複線化に伴い、チャイダム盆地渋北ガス田の天然ガスを西気東輸パイプラインにより広東省に供給する可能性が出てきた。 渋北ガス田は石油・天然ガス総資源量46.5億トンに上り、全国4大ガス田の1つである。チャイダム盆地の天然ガスは渋寧蘭パイプラインから蘭州−銀川パイプラインを経て西気東輸パイプラインに供給されているが、年間輸送能力は約30億m3でしかない。そのため、チャイダム盆地を擁する青海油田公司の2007年の天然ガス生産能力は55億m3に達していたにも関わらず、実際の生産量は34億m3に止まっている。 渋寧蘭パイプラインの複線化工事によりチャイダムの天然ガス輸送能力が拡大し、北京への天然ガス供給を増やせるだけでなく、西気東輸パイプライン網に連携することも可能になり、将来的には広東省へ導入する可能性も出てくる。 なお、チャイダム盆地渋北ガス田の年産能力は2010年には100億m3に達する見込みである。 (西海都市報 12月15日)
現在計画が進められている渋寧蘭パイプライン(渋北−西寧−蘭州)複線化に伴い、チャイダム盆地渋北ガス田の天然ガスを西気東輸パイプラインにより広東省に供給する可能性が出てきた。
渋北ガス田は石油・天然ガス総資源量46.5億トンに上り、全国4大ガス田の1つである。チャイダム盆地の天然ガスは渋寧蘭パイプラインから蘭州−銀川パイプラインを経て西気東輸パイプラインに供給されているが、年間輸送能力は約30億m3でしかない。そのため、チャイダム盆地を擁する青海油田公司の2007年の天然ガス生産能力は55億m3に達していたにも関わらず、実際の生産量は34億m3に止まっている。
渋寧蘭パイプラインの複線化工事によりチャイダムの天然ガス輸送能力が拡大し、北京への天然ガス供給を増やせるだけでなく、西気東輸パイプライン網に連携することも可能になり、将来的には広東省へ導入する可能性も出てくる。
なお、チャイダム盆地渋北ガス田の年産能力は2010年には100億m3に達する見込みである。
(西海都市報 12月15日)