国家統計局が15日発表した統計によると、中国の主要製品生産量は顕著な低下を示している。発電量は2,540.2億kWh、前年同期比9.6%減、銑鉄3,351.6万トン、同16.2%減、粗鋼3,518.9万トン、12.4%減、鋼材4,230.1万トン、11%減となった。セメントは1.3億トンで、伸び率は2.8%に止まった。自動車は71.4万台、15.9%減、うち乗用車は43.3万台、10.1%減となった。エネルギー関係では、原炭は2.3億トン、前年同期比5.2%増、原油は1,586万トン、4.9%増。 11月の一定規模以上の工業付加価値生産額は引き続き低下し、伸び率は前年同期に比べ大幅に鈍化、11.9ポイント低い5.4%となった。旧正月時期の1、2月を除いて伸び率が1ケタ台になったのは2002年以降2回目(1回目は今年10月)。すでにアジア金融危機後の水準を下回る低い水準に落ち込んでいる。 11月に工業付加価値生産額の伸び率の低下幅が最も大きかったのは自動車産業で、マイナス15.9%となった。11月の自動車生産台数では10月に比べ著しく低下したわけではなく(2.2%減)、乗用車生産台数は前月比で増加したものの、価格の下落が生産高に大きく影響した形である。 11月に工業付加価値生産額の低下が続いた原因は、外需の急速な悪化に加え、内需不足がさらに追い討ちをかけたことがある。また、不動産市場の下落と自動車販売の不振は内需鈍化の主因になっている。 (国家統計局ウェブサイト 12月15日・中国石化新聞網 12月16日)
国家統計局が15日発表した統計によると、中国の主要製品生産量は顕著な低下を示している。発電量は2,540.2億kWh、前年同期比9.6%減、銑鉄3,351.6万トン、同16.2%減、粗鋼3,518.9万トン、12.4%減、鋼材4,230.1万トン、11%減となった。セメントは1.3億トンで、伸び率は2.8%に止まった。自動車は71.4万台、15.9%減、うち乗用車は43.3万台、10.1%減となった。エネルギー関係では、原炭は2.3億トン、前年同期比5.2%増、原油は1,586万トン、4.9%増。
11月の一定規模以上の工業付加価値生産額は引き続き低下し、伸び率は前年同期に比べ大幅に鈍化、11.9ポイント低い5.4%となった。旧正月時期の1、2月を除いて伸び率が1ケタ台になったのは2002年以降2回目(1回目は今年10月)。すでにアジア金融危機後の水準を下回る低い水準に落ち込んでいる。
11月に工業付加価値生産額の伸び率の低下幅が最も大きかったのは自動車産業で、マイナス15.9%となった。11月の自動車生産台数では10月に比べ著しく低下したわけではなく(2.2%減)、乗用車生産台数は前月比で増加したものの、価格の下落が生産高に大きく影響した形である。
11月に工業付加価値生産額の低下が続いた原因は、外需の急速な悪化に加え、内需不足がさらに追い討ちをかけたことがある。また、不動産市場の下落と自動車販売の不振は内需鈍化の主因になっている。
(国家統計局ウェブサイト 12月15日・中国石化新聞網 12月16日)