イラン国営通信によると、中国石油天然ガス集団(CNPC)とイラン国営石油会社(NIOC)は14日、17.6億ドルに上るイランの北アザデガン油田開発契約に調印した。

　北アザデガン油田はイラン西部のフーゼスターン州にある。原油推定埋蔵量は600万バレルに上り、75,000バレル/日の採掘が25年間可能であるとのこと。合意によると、CNPCは2つの段階に分けて同油田の開発を進める。イランのノザリ石油相は、この2段階の開発が完了すると、北アザデガン油田の生産量は15万バレル/日に達すると述べた。

　なお、CNPCは開発完了後に油田経営権をイランに譲渡した上で、数年間は産出する石油から利益を得て投資の償還に当てることになる。

　（環球時報 1月15日）