仇和・昆明市党委員会書記は12日、中緬石油・天然ガスパイプラインが今年第1四半期に着工されるとの見通しを明らかにした。パイプラインはミャンマー西部の港湾都市シットウエーから中国雲南省の省都昆明まで2,380km、4〜5年の工期を要し、投資額は数十億ドルに上る見込み。輸送能力は年間2,000万トン、40万バレル/日になる。 一方、同プロジェクトに付随する新たな石油化学基地の立地は未だ確定していない。中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)は、重慶と昆明はいずれも建設の条件を備えており、その両方に石油化学基地が建設される可能性もあるとしている。 中緬石油・天然ガスパイプラインが完成し、雲南に石油化学基地と石油備蓄基地が建設されると、国内の原油輸送距離が短縮され、輸送コストが大幅に下がるだけでなく、雲南の石油製品が貴州、広西、四川、重慶など西部地区にも波及することになる。さらに、原油供給が4,000〜5,000万トンに増えれば、雲南の石油製品は西南地区の5つの省・自治区・直轄市のみならず、湖南、湖北など華中地区や東南アジア諸国にも販売することが可能になる。 (文匯報 1月16日)
仇和・昆明市党委員会書記は12日、中緬石油・天然ガスパイプラインが今年第1四半期に着工されるとの見通しを明らかにした。パイプラインはミャンマー西部の港湾都市シットウエーから中国雲南省の省都昆明まで2,380km、4〜5年の工期を要し、投資額は数十億ドルに上る見込み。輸送能力は年間2,000万トン、40万バレル/日になる。
一方、同プロジェクトに付随する新たな石油化学基地の立地は未だ確定していない。中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)は、重慶と昆明はいずれも建設の条件を備えており、その両方に石油化学基地が建設される可能性もあるとしている。
中緬石油・天然ガスパイプラインが完成し、雲南に石油化学基地と石油備蓄基地が建設されると、国内の原油輸送距離が短縮され、輸送コストが大幅に下がるだけでなく、雲南の石油製品が貴州、広西、四川、重慶など西部地区にも波及することになる。さらに、原油供給が4,000〜5,000万トンに増えれば、雲南の石油製品は西南地区の5つの省・自治区・直轄市のみならず、湖南、湖北など華中地区や東南アジア諸国にも販売することが可能になる。
(文匯報 1月16日)