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【エネルギー全般・政治経済】

膠着していた中露石油・融資交渉がようやく打開か (09/01/16)
2009/1/16
中国【エネルギー全般・政治経済】

 暗礁に乗り上げていた中露両国の「石油と融資の交換」をめぐる交渉にもようやく曙光が見え始めた。企業間交渉はすでに終了し、現在両国政府が主導する段階に移行しているとのこと。消息筋によると、12月からの第3回交渉において中露双方が一定の歩み寄りを示したことが打開につながったとのことであり、近々最終合意文書が調印される見通し。

 一方、トランスネフチのトカレフ社長も13日、中露交渉が政治協議の段階に進んでいることを認め、中国側から提供される融資はロスネフチが採掘に当たっているバンコール油田から東西両方向へ石油を輸送するパイプラインの建設に当てることになると強調した。

 昨年10月28日、中国がロスネフチに150億ドル、トランスネフチに100億ドルの融資を提供する一方、その見返りにロシアが今後20年間で3億トンの原油を中国に輸出することで了解覚書が調印された。昨年10月から3回にわたって詰めの交渉が進められてきたものの、融資の利率や石油供給方式をめぐる溝は埋まらず、第3回交渉においてようやく実質的な進展を見た次第である。

 (中国石化新聞網 1月16日)