先頃発表された「再生可能エネルギー電力買取・電力価格政策執行状況監督管理報告」によると、再生可能エネルギー法の施行以来、中国の再生可能エネルギー発電設備容量と発電量は年々拡大している。

　国家電力監督管理委員会からの情報によると、2007年末時点の再生可能エネルギー発電設備容量は同時期の中国の総電力設備容量の約22％を占めた。うち、水力発電が21％、風力発電が0.78％、バイオマス発電が0.15％になる。また、同時期の再生可能エネルギー発電量は4,825億kWhで、全国総発電量の15％を占めた。

　再生可能エネルギーに関する一連の法規が打ち出されて以来、中国の電力企業は再生可能エネルギーの開発と利用をますます重要視するようになった。電力網企業も再生可能エネルギーに対する重視を強め、再生可能エネルギー発電量を出来る限り多く買い取るよう方法を講じている。再生可能エネルギー発電の発展にとっては良好な条件が整いつつあるが、再生可能エネルギー発電事業に対する計画を強化することも必要である。例えば、再生可能エネルギー電力の買取については無規範な状況も見られ、また、電力網の安全・安定運転の見地から再生可能エネルギー電力の全量買取が制約を受けるといった問題が存在している。

　（中国新聞網 1月22日）