商務部の姚堅報道官は16日、商務部が「海外投資管理弁法」を公布、施行することになったと述べた。この法律は、海外投資管理体制を改革し、海外投資を一層便利なものにすることで、中国企業による対外進出と国際経済競争への参加を強力に支援するもの。

　姚堅報道官によると、同弁法には、下級政府への許認可権の移管、許認可手続きの簡略化や企業経営活動の規範化などが盛り込まれている。

　中国の対外投資は近年急速に拡大しており、2008年の中国企業の対外直接投資は前年比96.7％増の521.5億ドルとなった。

　姚堅報道官は、対外投資は中国の設備や原材料の輸出に波及し、雇用の拡大にもつながるとの考えを示した。また、中国企業の国際競争力向上や、従来の製品輸出から資金、技術、商品、管理の輸出への転換も促される。その他、中国の貿易黒字が大きい中で、対外投資の拡大は国際収支のバランスを促進する上でも有効である。

　（新華網 3月16日）