1. HOME
  2. 中国 【エネルギー全般・政治経済】

中国
【エネルギー全般・政治経済】

中国 1〜2月の原油輸入量が13%減 (09/03/31)
2009/4/1
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国家発展改革委員会が3月30日に発表したデータによると、今年1〜2月の原油輸入量は2,455万トンで、前年同期比13%の減少となった。なお、昨年同期は9.5%のプラスであった。一方、国内原油生産量は3,027万トンで、前年同期比1.7%減。

 1〜2月は、原油精製量、ガソリン生産量、軽油生産量がいずれも減速した。国家発展改革委員会筋によると、これは当面の国内石油製品需要の不振が原因であり、主要製油企業の在庫はかつてないほどに高まっている。企業は油田の減産、精製負荷の低減、販売促進の強化などの措置を取って、安全、安定生産の確保に努めている。

 また、1〜2月の全国の天然ガス生産量は142億m3、前年同期比5.1%増になったが、伸び率は前年同期に比べ15.2ポイント下がった。全国原炭生産量は3.69億トンで、伸び率は前年同期より9.8ポイント低い3.6%。

 1〜2月の全国発電量は4,883億kWh、前年同期比3.7%の減少となった。なお、昨年同期の伸び率はプラス11.3%。

 特に工業用電力使用量の伸び率は、前年同期の11.2%から−10.4%に低下した。工業用の中では、鉄鋼の電力使用量の伸び率は前年同期の9.6%から−8.7%に下がり、非鉄金属精錬加工は13.5%から−16.8%に、建材は9%から−2.6%に、化学工業は8.7%から−15.3%にそれぞれ低下した。

 (中国証券報 3月31日)