国家発展改革委員会副主任兼国家能源局長の張国宝は、雑誌『求是』に論文を発表し、その中で、小康社会建設段階にある中国は工業化、都市化の余地が依然大きく、中長期的に見て電力需要の安定した成長が続くとの考えを示した。 また、同論文は、現在、国際金融危機の影響で中国経済が減速しているため電力需要が十分でなく電力企業の経営難を招いていると指摘しつつ、「我々は当面の電力需要低下のチャンスを生かして、体制改革をさらに深め、市場整備を強化し、エネルギー価格の仕組みを合理化し、電力と経済、社会、環境との調和の取れた発展を促進して、電力の安全、安定供給を確保しなければならない」と強調している。 同論文は、将来の中国電力事業発展の構想として、2020年には総電力設備容量に占める原子力発電の比率を5%以上にする、2010年までに風力発電設備容量を2,000万kW超にして世界最大の風力発電国になる、2020年には水力発電設備容量を3億kWにするなどの目標を示した。また、電力網の建設や電力資源の総合利用効率向上についても言及している。 (人民網 4月8日)
国家発展改革委員会副主任兼国家能源局長の張国宝は、雑誌『求是』に論文を発表し、その中で、小康社会建設段階にある中国は工業化、都市化の余地が依然大きく、中長期的に見て電力需要の安定した成長が続くとの考えを示した。
また、同論文は、現在、国際金融危機の影響で中国経済が減速しているため電力需要が十分でなく電力企業の経営難を招いていると指摘しつつ、「我々は当面の電力需要低下のチャンスを生かして、体制改革をさらに深め、市場整備を強化し、エネルギー価格の仕組みを合理化し、電力と経済、社会、環境との調和の取れた発展を促進して、電力の安全、安定供給を確保しなければならない」と強調している。
同論文は、将来の中国電力事業発展の構想として、2020年には総電力設備容量に占める原子力発電の比率を5%以上にする、2010年までに風力発電設備容量を2,000万kW超にして世界最大の風力発電国になる、2020年には水力発電設備容量を3億kWにするなどの目標を示した。また、電力網の建設や電力資源の総合利用効率向上についても言及している。
(人民網 4月8日)