国家電網公司は、14日発表した「2008年電力市場交易年報」の中で、米国発の国際金融危機の広がりがなお続いて実際経済への影響が深まり、電力市場の不確実要因は多いとの認識を示し、2009年の電力需要の対前年比伸び率を3〜5％とする予想を示した。

　国家電網公司の予想によると、2009年に運転を開始する発電設備容量は約8,000万kWになり、一方、1,000万kWの小型火力発電設備が退役または停止になることを計算に入れると、2009年末時点の全国発電設備容量は8.6億kWに達する。また、2009年の電力需給は全体的に供給が需要を上回り、発電側の売電競争の矛盾が顕著になる。

　（人民網 4月15日）