中国電力企業聯合会（中電聯）は14日、中国の今年1〜3月における電力統計速報を発表した。

　発表によると、1〜3月の全国電力使用量は7,809.9億kWh、前年同期比4.02％の減少になった。また、3月期の電力使用量は2,833.89億kWh、対前年同期比の減少幅は2.01％になり、1〜2月の減少幅5.22％に比べると大幅に縮小した。

　産業別では、第一次産業の1〜3月の電力使用量は174.60億kWh、前年同期比5.12%増になり、第二次産業は5,590.83億kWh、前年同期比8.21%のマイナスになった。第三次産業は920.58億kWh、7.41%増。民生用は1,123.89億kWh、前年同期比9.88%増。

　1〜3月の全国工業用電力使用量は5,507.80億kWhで、前年同期比の伸び率は−8.38％、うち軽工業用は−7.66％、重工業用は−8.53％。

　地域別では、1〜3月の全国電力使用量が前年同期比でプラスになった省は、貴州（22.86%）、雲南（11.89%）、湖南（9.56%）、安徽（4.63%）、海南（3.29%）、江西（3.01%）、新疆（2.94%）、北京（1.51%）、重慶（0.15％）。伸び率が全国平均（−4.2％）を上回った省は、河北（−0.36%）、黒龍江（−0.47%）、吉林（−2.03%）、四川（−2.08%）、山東（−-3.69%）、天津（−3.90%）、江蘇（−3.98%）。

　（中国電力企業聯合会ウェブサイト4月15日）