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中国
【エネルギー全般・政治経済】

カザフスタン、ウラン等の分野でも中国と協力 (09/04/20)
2009/4/20
中国【エネルギー全般・政治経済】

 カザフスタンの政府系ファンドSovereign Wealth Fund Samruk-KazynaのCEOであるKairat Kelimbetov氏は17日、海南省のボアオにおいて、カザフスタンと中国は、エネルギーやエネルギー以外の分野で追加の協力協定に調印することになると述べた。

 先頃、中国とカザフスタンは、中国輸出入銀行からカザフスタン開発銀行への50億ドル、中国石油天然ガス集団(CNPC)からカザフスタン国営石油・天然ガス会社KazMunaiGasへの50億ドルの合計100億ドルに上る融資について、協定に調印した。

 Kairat Kelimbetov氏は、中国企業からカザフスタンの様々な分野へ30〜50億ドルの投資が見込まれると述べ、石油のみならず、ウラン、発電分野でも協定に調印し、また、鉱業、化学、石油化学や非エネルギー分野でも中国との協力を進めるとした。

 特にウランについては、Kairat Kelimbetov氏は、カザフスタンのエネルギー省の官僚が来る4月27日に張国宝中国国家能源局長とウラン協力問題について協議することを明らかにした上で、中国の企業がカザフスタンのSemisbayウラン鉱開発に着手することになると述べた。

 なお、カザフスタンのウラン企業Kazatompromは昨年11月、カザフスタンと中国がウラン鉱の採掘とカザフスタンにおける核燃料精製で合意したと発表していた。

 (中国石化新聞網 4月20日)