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【石油・天然ガス】

米国が中央アジアに天然ガス輸出ルートの多元化を勧奨 (09/04/28)
2009/4/28
アジア【石油・天然ガス】

 米国の中央アジア担当国務次官補George Krolは24日、トルクメニスタンの首都アシガバードで、中央アジア諸国はエネルギー輸出ルートの多元化を実施する必要があると述べた。Krol国務次官補は、トルクメニスタンで発生した天然ガスパイプラインの爆発事故は、輸出ルートの多元化が急務になっていることを証明していると指摘した。

 ロシアの天然ガスパイプライン支配に対して、欧米諸国や中国からの圧力は高まりつつある。欧米はロシアを迂回しカスピ海を経由する天然ガスルートの建設を説いており、アゼルバイジャン、トルコ、バルカン半島を経由する3,300kmのナブコ天然ガスパイプラインはEUが後押ししている。また、中国もトルクメニスタンからウズベキスタン、カザフスタンを経由する天然ガスパイプラインを完成させることになり、同パイプラインから中国への年間300億m3の天然ガス輸出が2年以内に開始される。

 (中国管道商務網 4月28日)