「市場報」の報道によると、中国海洋石油総公司のスポークスマン劉俊山は24日、「3〜4年後、中国が建造された深海採油船団が北極以外の世界の深海で作業できるようになる」と述べた。

　中国海洋石油(CNOOC)は今年7月末、江蘇熔盛重工集団と深海パイプライン敷設用クレーン船の契約を結んだ。このことは、中国の深海開発戦略が本格的にスタートしたことを物語っている。CNOOCはすでに深海探鉱を将来の主要な方向性として明確に位置づけており、今後数年以内に100億元を投じて深海掘削船など一連の大型設備を建造するとともに、深海実験室や深海作業船団も建設することになる。今回契約した深海パイプライン敷設用クレーン船は深海ガス油田の海底パイプライン敷設や海上施設の設置に用いられる。深度3,000mで作業することも可能であり、海上の最大起重量は4,000トンに上る。

　（中国石油新聞中心 9月28日）