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【石油・天然ガス】

カタールQPI社が中国海南省で合弁オレフィン事業 (09/05/12)
2009/5/13
中国【石油・天然ガス】

 5月8日、カタール・ペトロリアム・インターナショナル社(QPI)は海南石油化工投資有限公司並びに大連実徳集団と提携に関するLOIに調印し、海南省洋浦に大型オレフィン事業を合弁で行うことになった。出資比率は不明。なお、海南石油化工投資有限公司は洋浦経済開発区の代表的企業であり、海南省政府が株式を有している。

 第1期はオレフィン年産260万トンであるが、500万トンに拡張する見通し。原料のLPGはQPIが提供する。国家発展改革委員会の承認は未だ出ておらず、第1期の操業時期も未定。

 500万トン級規模のオレフィン事業は、中国でも世界でも例を見ない大型事業である。石油化学産業振興計画を追い風として、中国の多くの地方政府はプロジェクトを打ち出しているが、しかし、国家発展改革委員会はいざ決定となると慎重な姿勢を示している。石油化学業界の専門家は、今回の海南のオレフィン事業が国家発展改革委員会の承認を得られるかどうかは疑問であるとしている。

 (財経網 5月12日)