9月26日、中聯煤層気(炭層ガス)国家工程研究センターが北京で発足した。中聯煤層気公司、中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)、中国石油化工有限公司(Sinopec Corp)、淮北鉱業集団、中国地質大学並びに北京奥瑞安能源技術開発公司の共同出資による。

　同センターは、「科学成果の産業化・運営メカニズムの企業化・発展方向の市場化」を原則とし、主に炭層ガス産業技術進歩の要となる重要技術の研究を進め、自主研究開発の革新、共同革新、消化吸収と再革新並びに技術集成革新など様々な方法によって、炭層ガス開発利用技術の中核競争力を増強する。3年以内に2〜3件の独自の知財権を備えかつ産業発展に大きな影響を与える中核技術を開発するとともに、いくつかの技術基準や技術規範を完成することが短期的な目標である。

　炭層ガス開発をめぐる当面の問題は、資金や政策支援が十分でなく、基礎研究や技術革新に欠け、最重要技術の実質的な打開が実現していないことであり、そのため産業化開発が遅れを取っている。このセンターの設立によって、技術面から突破口が模索され、高効率の炭層ガス開発と利用が推進されることは間違いない。

　（中国石化新聞網 9月30日）