ロシアのエネルギー担当副首相セーチンは21日、ロシアが目下中国への天然ガス供給問題について検討を進めており、胡錦濤主席のモスクワ訪問時に天然ガス供給計画案を提案するよう計画していることを明らかにした。

　セーチン副首相は、「天然ガス分野における中国との協力はロシアにとっても前途有望。ロシアと中国側のパートナーは目下作業を進めているところだ。胡錦濤主席がモスクワを訪問する前に、この問題に関し最終研究をある程度完了しておきたい。胡主席訪問の際にはロシアの計画案を提示するつもりだ」と述べた。

　なお、東シベリアと極東地区に統一的な天然ガスの採掘・輸送・供給システムを構築して、中国初めアジア・太平洋地区に天然ガスを輸出するというのが、ロシア東方ガス化プログラムの要請である。

　(俄新網 RUSNEWS.China 5月21日)