神華寧煤集団煤炭化学工業分公司筋は19日、寧夏寧東エネルギー化工基地石炭液化プラントが遅くとも来年には着工されるとの見通しを明らかにした。寧東エネルギー化工基地はすでに石炭液化プラントのための用地を区画している。

　昨年、国家発展改革委員会は、この寧東の間接液化と内蒙古オルドスの直接液化事業を除いて、石炭液化事業を禁止した。オルドスの事業はすでに着工されている。

　神華寧煤集団は南アフリカのSasol社及びロイヤルダッチシェルと協力の見通しについて協議していたが、今年4月、シェルが寧東石炭液化事業の延期を発表するに及んで、事業の将来性に疑問が投げかけられた。神華寧煤集団煤炭化学工業分公司によると、両者の交渉が一時中止になっているのはシェルの提示価格が高いため。一方、Sasol社との交渉はFS段階に進んでいる。Sasol社は比較的慎重な態度を取っており、FSを念入りに行っているため時間を費やしたが、現在交渉はスピードアップし、遅くとも来年には石炭液化プラント着工の見通しが出てきたとのこと。

　（中国新聞網 5月21日）