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【エネルギー全般・政治経済】

中国国家能源局『中国エネルギー発展報告2009』発表 今年の原油純輸入は6.2%増に (09/05/26)
2009/5/27
中国【エネルギー全般・政治経済】

 中国国家能源局は25日、『中国エネルギー発展報告2009』と題するレポートを発表した。同報告書は、経済の減速とエネルギー需要の伸び率の鈍化の一方で新規の生産能力が引き続き増えるため、2009年の中国のエネルギー需給関係は一層の緩和が進むと指摘している。

 なお、2008年の中国のエネルギー総消費量は前年比4%増加したが、伸び率は4.8ポイント低下した。各エネルギーの消費量の伸び率は、石炭3%、原油5.1%、天然ガス10.1%、電力5.6%で、伸び率はそれぞれ前年に比べ4.9ポイント、1.2ポイント、9.8ポイント、8.5ポイント下がった。

 同報告書の予測によると、2009年も石油消費量が増加する見込みであるが、伸び率は著しく下がり、石油見掛け消費量は前年比3.8%増、原油見掛け消費量は3.9%増になると予想される。また、2009年も石油輸入量の増加が続くが、伸び率は前年に比べて大きく下がり、今年の年間原油純輸入量は6.2%増、石油純輸入量は5.3%増になると予想される。国際平均油価は前年を下回り、国内平均原油価格と石油製品価格も前年を下回るだろう。

 また、今年の全国電力使用量は前年比4〜5%増になる見通しである。

 (中国石化新聞網 5月26日・27日)