湖南省の湘西州龍山、岳陽市鹿角、郴州市仰天湖、邵阳市城步南山の4ヵ所で風力精査観測塔が先頃稼動を開始した。風速、風向などのデータを収集して、2010年商業運転開始予定の風力発電所建設に役立てることになる。

　湖南省では、4年間にわたる風力資源調査を経て、風力発電開発に適するエリア10ヵ所が確認されている。今回選定されたその中の4ヵ所に風力発電所が建設される。立地先の高度70ｍの平均風速は毎秒7.1m、平均風力エネルギー密度は1m2当たり約422ワット、年間有効発電時間数は約2,000時間になる。

　湖南省の「再生可能エネルギー中長期発展計画」によると、風力発電産業の今年の第1期投資額は12億元超、今後10年内に風力発電総設備容量を100万kWとし、120億元の売上を見込む。風力発電による電力は湖南電力網に送電し、風力発電所4ヵ所の電力で年間1億kWhのグリーン電力を供給することが出来る。

　（中国経済導報 5月27日）

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