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【石油・天然ガス】

泰PTTがミャンマーM9油田からの天然ガス輸入を先延ばし (09/06/02)
2009/6/2
アジア【石油・天然ガス】

 タイの華字紙「世界日報」6月1日付報道によると、タイ石油会社PTTはミャンマーと協議の上、ミャンマーM9油田からの天然ガス輸入を2年先延ばしすることになった。天然ガス輸入を開始するかどうかは2015年になってから改めて決定する。今回の決定にはタイ国内の天然ガス消費量が予想を下回っていることが背景にある。ミャンマーも天然ガス輸送開始時期の延期と2015年の再協議に同意したとのこと。

 PTT傘下の探査開発企業PTTEP社は2013年までの5年間、700億バーツを投じてM9油田の開発を進めるが、当初2012年に開始する予定だったタイ国内への天然ガス輸送をすでに2013年に延期していた。今回、さらに2年先延ばしすることになり、M9油田からタイへの天然ガス輸送は早くとも2015年になる。

 PTTは本来、タイ国内の天然ガス消費量が今後5年間、年10%のペースで増加すると予想していたが、世界的な景気後退によりタイの天然ガス消費の低下が続いており、当初の予想通りに天然ガス消費が拡大する可能性は低い。

 なお、PTTEPは2003年にミャンマーM9油田の探鉱権を獲得し、2005年より着手している。

 (中新雲南新聞網 6月2日)