四川省は大型水力発電開発を加速する一方で、小型水力発電開発に制限を加え、参入を厳格化することになった。

　中央政府及び省政府から承認された四川省の建設中の水力発電所の設備容量は2,100万kW、FSを展開している発電所は4,000万kW超になるが、そのほとんどは第11次５ヵ年規画期の着工。2010年には四川省の発電設備容量は4,000万kWに達し、うち水力発電は2,600万kW以上になる。さらに、2020年には全省の発電設備容量は8,700万kWになり、うち6,600万kW超が水力発電。

　近年、四川省は小型水力発電開発を促進してきたが、部分的に問題が生じている。今後、四川省は小型水力発電への参入を厳しくし、2005年12月1日以降に運転を開始した発電事業に対して電力業務許可証の即時取得を義務付け、許可証を取得できないものは電力網への連携を禁じる。

　（四川日報 6月2日）