中国商務部対外貿易司の梁樹和副司長は2日、世界的な景気後退によって石油・天然ガス上流部門の投資が抑制されていることは、将来の石油価格にとって不確実な要因になると指摘した上で、中国は当面の危機の中、あるいは危機の去った後も、石油・天然ガスの上流、下流事業における国際協力を一層強化して、正常な石油供給と合理的な石油価格を確保すべきであると述べた。 梁樹和副司長によると、石油企業及び投資家が最近撤回または先送りした事業投資額は1,700億ドルに上る。また、企業が支出を削減したために建設が先送りになった原油精製能力は420万トンで、少なくとも18ヶ月の遅れが生じる。こうした事態は将来の石油価格の安定にとって不利な要因になる。 梁樹和副司長は、経済のグローバル化が進展している今日、正常な石油供給と合理的な石油価格は、中国経済の持続可能な発展にとって有利であるだけでなく、世界の市場経済の繁栄と安定にとっても有利であると指摘し、中国は外国との協力を展開する必要があり、特に上流分野での協力を強化すべきであるとし、ロシアやブラジル等との一連の協定は今後の安定的な石油供給にとって有利な財産になると述べた。 (新華網 6月3日)
中国商務部対外貿易司の梁樹和副司長は2日、世界的な景気後退によって石油・天然ガス上流部門の投資が抑制されていることは、将来の石油価格にとって不確実な要因になると指摘した上で、中国は当面の危機の中、あるいは危機の去った後も、石油・天然ガスの上流、下流事業における国際協力を一層強化して、正常な石油供給と合理的な石油価格を確保すべきであると述べた。
梁樹和副司長によると、石油企業及び投資家が最近撤回または先送りした事業投資額は1,700億ドルに上る。また、企業が支出を削減したために建設が先送りになった原油精製能力は420万トンで、少なくとも18ヶ月の遅れが生じる。こうした事態は将来の石油価格の安定にとって不利な要因になる。
梁樹和副司長は、経済のグローバル化が進展している今日、正常な石油供給と合理的な石油価格は、中国経済の持続可能な発展にとって有利であるだけでなく、世界の市場経済の繁栄と安定にとっても有利であると指摘し、中国は外国との協力を展開する必要があり、特に上流分野での協力を強化すべきであるとし、ロシアやブラジル等との一連の協定は今後の安定的な石油供給にとって有利な財産になると述べた。
(新華網 6月3日)