国家統計局の発表によると、5月の工業品出荷価格(PPI)は前年同月比7.2％の下落になり、原材料・燃料・動力調達価格は10.4％の下落になった。

　生産資材出荷価格は前年同月比8.8％下落。うち採掘業は21.8％、原料工業は10.9％、加工業は6.2％下落した。生活資材出荷価格は前年同月比1.9％下落し、うち食品類2.8％、衣類0.2％、一般日用品0.8％、耐久消費財3.0％の下落となった。

　品目別では、原油出荷価格は前年同月比50.6％の下落になった。ガソリン価格は4.7％の上昇。灯油は32.0％、軽油は11.2％下落。石炭採掘選炭業の出荷価格は前年同月比5.5％の上昇になり、うち原炭出荷価格は5.9％上昇した。

　鉄鋼・圧延加工業の出荷価格は前年同月比22.4％下落した。うち一般大型鋼材は28.1％、一般中型鋼材は29.0％、一般小型鋼材は22.8％、中厚鋼板は34.0％、鋼線材は31.3％下落した。

　非鉄金属精錬圧延加工の出荷価格は前年同月比23.9％下落。うちアルミ20.0％、鉛32.4％、亜鉛37.4％、銅38.2％の下落。

　なお、1〜5月期の工業品出荷価格は前年同期比5.5％下落し、原材料・燃料・動力調達価格は8.2％下落した。

　（国家統計局ウェブサイト 6月10日）