BPの最新レポートによると、新興国の石油需要が昨年、先進諸国を初めて上回った。2008年のOECD加盟国のエネルギー消費が55.08億toe（石油換算トン）で、2007年比1.3％減少したのに対し、非加盟国は57.87億toe、2007年比4.2％増になった。

　BPのCEO、Tony Hayward氏は、新興国の石油需要の増加は1つの流れであるが、石油需要の歴史的な転換は今後も石油価格に影響を及ぼすとともに、経済の持続可能な成長や、エネルギーセキュリティ、気候変動にも影を落とすことになると表明し、各国の政府、企業は新エネルギーへの投資を確保するよう方法を講じるべきとした。

　（捜狐 6月11日）