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【エネルギー全般・政治経済】

中国外国為替管理局が企業の外貨投資制限を緩和 (09/06/12)
2009/6/15
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国家外国為替管理局は9日、中国企業の外貨による対外投資に関する為替管理規定を改正した。外需安定化のための措置を貫徹して、中国企業の資金使用効率を高め、企業の「走出去」戦略によって輸出を促進することが狙い。

 これまで海外への外貨投資を認められていたのは条件に適った中外合弁の多国籍企業だけであったが、今回の改正では、条件を満たせばあらゆる企業が外貨投資を認められる。また、外貨投資の資金源についても、中国企業は一定限度額内であれば、保有の外貨や人民元為替購入など様々な資金を利用して外貨投資を行うことが可能になる。外貨投資の許認可や外貨兌換手続きも簡略化され、外貨投資専用口座の開設や資金の国内移転、為替購入などの業務を外国為替指定銀行が直接行うことになる。

 今回の改正は中国企業の国際経済技術協力の展開にとって有利であり、また、海外投資企業の借入金問題や流動資金不足問題の緩和にも役立つ。企業の「走出去」戦略によって輸出を促進することになり、対外直接投資企業の発展と拡大が一層推進される。

 施行は2009年8月1日から。

 (中国能源網 6月12日)