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【石油・天然ガス】

CNPCがプレス発表:南堡油田の可採年数は100年 (07/05/08)
2007/5/8
中国【石油・天然ガス】

5月7日、中国石油天然ガス集団(CNPC)のプレス発表において、中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)副総裁・賈承造は、「南堡油田の10億トンの埋蔵量は今後長期にわたり中国の石油の安全を確保する上で重大な役割を発揮するだろう」と述べた。

中国は石油製品需要が最も大きい国の1つであり、年間1.45億トンの石油輸入を要し、輸入依存度は44%に達する。南堡油田の確認埋蔵量は10億トンに上り、年産1,000万トンとすると、可採年数は100年間になる。

これほど大きな埋蔵量があれば、果たして中国は今後石油製品の輸入を減らすことができるのだろうか。国際原油価格や原油の先物価格にも影響するのだろうか。

記者の質問に対し、賈承造副総裁は、石油需要を抑制できれば輸入量が減るが、もし抑制できなければ輸入量は依然大きなままであろうとの見通しを示し、いずれにせよ、南堡油田の10億トンの埋蔵量は今後長期にわたる中国の石油の安全を確保する上で重大な役割を発揮するだろうと答えた。

CNPC副総裁で資源開発の専門家である胡文瑞によると、南堡油田第1期の開発は主に海上を対象とし、海上石油の陸上採掘、少数油井による高生産、水平井による全体開発の3つの方式を取ることになる。南堡油田の場合、垂直井だと2,400坑のボーリングを要するが、水平井は800坑で済む。また、年産100万トンの陸上油井の開発コストは現在32〜35億元に上るが、これに対し南堡油田で行う100万トンの海上油井の開発コストは23〜25億元である。

胡文瑞副総裁によると、南堡油田はまれに見る整装・高品質・高効率の油田であり、埋蔵規模が大きく、油層が厚い。油層の物性、石油の品質は良好であり、試掘効果も極めて良好である。2012年には南堡油田の年産量を1,000万トンとすることも可能であり、世界的な高生産油井になるだろう。

(人民網 5月8日)