ベネズエラのチャベス大統領は、同国政府と中国国家開発銀行との間で新たな「融資と石油の交換」が協議されていることを明らかにした。中国はベネズエラのインフラ建設のために40億ドルの融資を行い、その見返りにより多くの石油をベネズエラから輸入することになる。中国とベネズエラが「融資と石油の交換」協議に調印するのはこれが3件目。

　ベネズエラ国営石油公社(PDVSA)の年次報告によると、中国政府とベネズエラはすでに総額80億ドルに上る2件の「融資と石油の交換」協議に調印しており、同協議に基づき、ベネズエラは中国石油天然ガス集団(CNPC)に23万b/dの原油輸出を約定している。

　なお、米国のメディアによると、チャベス大統領は中国、ロシア、インドやブラジルとの関係を緊密にすることで、米国に対する依存を引き下げようとしている。

　（東方早報 7月7日）